こんにちは。タカヒロです。
このページではハンドボールのオフェンスの考え方について網羅的に分かりやすく解説していきます。
オフェンスは考え方が重要だよ!
- ハンドボールを始めたけど、指導者がいない。
- オフェンスの方法がわからずに、ただやみくもに攻めていて改善したい。
- 強豪校はどのようにディフェンスを崩しているのか知りたい。
こんな思いを解決します!
初心者の方向けに、むずかしい言葉は解説つきで、できるだけわかりやすく説明していくので安心してください。
実はハンドボールのオフェンスの考え方は超シンプルで簡単なんです!
むずかしいことは一切ありません。
むしろむずかしく複雑に考えている方がディフェンスを崩すことはできません。
複雑なオフェンスはミスが生まれやすいので、パスミス、キャッチミス、パスカットなどが起こりやすく安定して攻めることができません。
日本代表でも、実業団でも、どんな強豪校でもオフェンスはシンプルに考えています。
私はハンドボールは20年の経験あり、インターハイ、国体などの全国大会の出場経験があります。現在もクラブチームでプレーを続けています。また大学ハンドボールチームのスタッフとしても活動しています。
YouTubeではハンドボールの競技力をアップさせる情報を発信をおこなって視聴者の方に好評を頂いています。
このページではハンドボールオフェンスの基本となる考え方が学べます!
このページを読むことで、ディフェンスを崩すための超シンプルなオフェンスの方法が学べます。
まず結論からお伝えします。
- ポストがいる側の2対2
- ポストがいない側(スペース広い)の1対1
- 上記をきっかけの動きから始める
オフェンスは超シンプルです!
それでは解説していきましょう!
何度も言いますが、オフェンスはむずかしく考えてしまってはいけません。ハンドボールは6人で攻めるので、つい6対6で考えてしまいがちです。
しかし6対6で考えてしまうと複雑になってしまい効果的にディフェンスを崩すことができません。
ではどのように考えれば良いのでしょうか?
それは、6対6ではなく基本は2対2で考えるということが重要です。
基本は2対2で攻める
ハンドボールには様々なオフェンスがありますが、全て2対2を作り出すことによってディフェンスを崩します。
2対2とは下記の図のように、6人いるディフェンスをポストがいる部分で区切って考えます。
そうすることにより、バックプレイヤーとポストプレイヤーの2対2として考えることができ、ここでの2対2でディフェンスを崩すことができれば、得点、もしくはズラしていくことができます。
ここで大切になるのが、ポストの「位置どり」です。
ポストの位置どりがきちんとできると2対2でディフェンスを安定的に崩すことができます。
簡単に言うと、ポストがいるエリアでは2対2を行うと覚えておきましょう!
- ディフェンスを2対2に区切って考える
- ポストがいるエリアで2対2をおこなう
ポストがいないエリアはスペースが広くなる
ポストがいるエリアで2対2をすることになりますが、この時の他のエリアに注目してみましょう。
2対2をしているエリア以外は、スペースが広くなっていることがわかりますね。
ということは、ここでセンターや左45°の1対1が効果的になってくる訳です。
このようなディフェンスを区切る考え方を知らなければ、スペースがあまりないエリアにガムシャラに1対1を仕掛けてしまい、いとも簡単に止められるってことになります。1対1はスペースが空いているからこそ効果的になる選択肢の一つなんです。
1対1で相手を抜き去るにはスピードが大切です。スピードがあることで突破力が生まれ、きれいにスコ抜きできなくても間を割ることができます。
そのためには、パスをもらう準備が必要です。
スペースに走り込む準備をしてパスが来たらスピードをつけて走り込みましょう。
2対2をしているエリア以外はスペースが広いので1対1が有効
オフェンスの『きっかけ』を使う
先ほどまでで説明した2対2や1対1で攻めるのがオフェンスの基本なのですが、いきなり2対2を始めたり、1対1を仕掛けてもディフェンスの準備が整っていますので守りやすい状況です。
ディフェンスの陣形を少しでも崩した状態を作った上で2対2や1対1を開始する方が圧倒的に攻めやすいです。
そこで必要になってくるのがオフェンスの『きっかけ』です。
オフェンスの『きっかけ』とは実際に攻め込む前に、ポジションチェンジやポジションの移動などをおこなうこと。
『きっかけ』をおこなうことにより、ディフェンスの陣形を乱したり、マークのミスを引き起こすことができます。
その後のオフェンスがやりやすくなります。
また、チームで決めた『きっかけ』を行うことで、チーム内で意思疎通ができタイミングよく合わせることができます。
例)ユーゴ、CC(クロスチェンジ)、サイドの切り、中間ポスト
などなど色々あります。
- ディフェンスの陣形を乱す
- ディフェンスにタイミングを読まれにくく
- オフェンス側の意志疎通がとれ、攻めのタイミングを合わせやすくなる
このように、2対2や1対1で攻め込む前に『きっかけ』を行うことでスムーズにオフェンスを行うことができます。
なのでオフェンスの構成としては、
きっかけ + 2対2 or 1対1
ということになります。
攻めきることができなかったら、、、
よく攻めきることができなかった場合にオフェンスを止めてしまうことがありますが、非常にもったいないです。
もちろんオフェンス陣形がグシャグシャで訳がわからない場合は止めてもいいですのですが、一通りオフェンスをするとディフェンスの陣形は間違いなく乱れています。
ここはチャンスなんです。
もし攻めきることができなかった場合でも、もう一度冷静になって
- ポストいるところで2対2
- いない側では1対1
という基本の攻めを継続させましょう。
次は崩せるはずです。
一度止められてもオフェンスは継続させましょう。ディフェンスの陣形が乱れているのでチャンス。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回はハンドボールのオフェンスの基本の考え方を解説しました。
思った以上にシンプルじゃないですか?
実業団であってもオフェンスはこのように考えています。基本の2対2、1対1が強いチームがオフェンスが強いチームといえます。
では今回のおさらいです。
- オフェンスは6対6ではなく2対2で区切って考える
- ポストがいる側は2対2、いない側は広いスペースで1対1
- 『きっかけ』から始める
- 攻めきれなかったら、2対2、1対1を継続させる